2014年9月28日日曜日

新聞セールスマンはJリーガー

 「継続のお願いで伺いました」
 インターフォンから新聞セールスマンの声が聞こえました。
 玄関を開けると、少し慣れない口調で、関心は何かのアンケートに協力をとのこと。「政治やスポーツ」と答えると、青年は自分がJリーグ3部のチームの選手だと語り始めました。

 驚きました。私の趣味の一つはサッカー観戦。目の前にJリーグの選手が立っているからです。
 練習時間や試合日を除いて新聞購読の契約活動に携わり、この日も練習を終えてから歩いているとのこと。大学卒業後、他の仕事に就いたが、子どものときから好きなサッカーに打ち込みようになったともいいます。

   サッカーの魅力はシュートやパスの卓越した技、試合を巧みに組み立てるチームプレーなどにあります。Jリーグとなれば、それらのレベルは一段と高いものが求められます。
 そのためには、うまずたゆまずの練習はもちろん、日頃からの身体のケアや栄養豊かな食事の摂取なども不可欠でしょう。アルバイトをしながら、そうした選手生活を続けるのは並大抵のことではないはずです。

   家計費の節約で、購読紙の整理も考えていましたが、青年の志を少しでも応援したくなり、継続に応じました。

  Jリーガーは28歳。日に焼けた顔が輝いて見えました。