2016年10月31日月曜日

地域で算数カフェ

 自治会主催の「コミセン講座」で、算数カフェを友人と担当しました。  
 対象は、参加者の範囲を広げたいとの自治会の意向で、子どもから大人まで。固いイメージのある算数で、また初企画に、どれだけの人が集まるのかと不安でしたが、「形と数であそぼう」と題して算数を楽しむことを目的にしました。
 
 小学校の教科書も参考にしつつ、次のプログラムを考えました。
 ①正方形を7つに切り取り、それらの図形を使って長方形や動物などの形をつくる(タングラム)――面積(等積変形=とうせきへんけい)の勉強
 ②右手で2拍子、左手で3拍子を同時にふる体操で、両腕が上で最初にあうのは何拍目かを問う――公倍数の勉強      
 ③びっくりサイコロ(正20面体)を展開図からつくる――立体の勉強   
 ④びっくりサイコロを使って、ビンゴゲームを楽しむ――かけ算の勉強
  
 30人が参加し、小学生の子ども8人が含まれていました(写真)。カフェということでお茶やジュース、お菓子を自治会が用意。会場はなごやかな雰囲気に包まれました。
 図形の組み合わせではそれぞれが思考錯誤するなか、年長組の幼児が最初に完成。2拍子・3拍子体操ではスマートにこなす年配者の姿も。
 参加者全員が「見るのも初めて」という20面体づくりでは、親子で教え合う光景も見られました。ビンゴゲームでは「リーチ」「ビンゴ」と歓声が上がりました。

  参加者からは、「大人と子どもがいっしょになって頭と手と身体を使い、楽しく勉強できた」「おもしろかった」「また参加したい」「国語カフェも開いてほしい」などの感想が寄せられました。終わってホッとしたというのが実感です。

2016年10月23日日曜日

青空の霜降

 きょうは季節を表す二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、霜降(そうこう)。北国では霜が降り、朝には草木が白く化粧する頃といいます。    
 当地の朝(写真)は少し風と雲がありましたが、昼には青空が広がり、過ごしやすい陽気になりました。

2016年10月21日金曜日

戦場行きは「宣誓」済みだからOK?

一週間で60人が死亡 南スーダン
  安倍政権はいま安保法制にもとづいて、南スーダンに派遣される自衛隊に「駆け付け警護」の任務を付与しようとしています。
  南スーダンでは最近も一週間で60人が死亡したと伝えられています。内戦状態で、「停戦合意」というPKOの原則は崩壊状態にあります。ここでの駆け付け警護は、「殺し、殺される」事態に突入しかねないものです。
  なぜ若い命をここまで危険にさらすのか。安倍晋三首相は国会で、「自衛隊の諸君は身を持って任務遂行する宣誓をしている」と答弁しています。殺し殺される事態を当然視する考えが根底にあるといっても過言ではないでしょう。

自衛隊員にも「個人の尊重」が保障されている
  安倍首相の考えは日本国憲法に照らして重大です。憲法13条は、生命や幸福追求に対する国民の権利について、国政の上で最大の尊重を必要とすると明記しています。国家権力から国民の幸福追求権を守るという立憲主義が、「国益」を最優先した戦前の全体主義への反省も踏まえてうたわれているのです。同条文が憲法のなかで最も大切な条文だと指摘する憲法学者も大勢います。「個人の尊重」は自衛隊員にも保障されています。

  関連して、アメリカの軍隊は志願制です。経済的困窮などを背景に軍に志願した若者が、イラクやアフガニスタンに派遣されている。不幸にも命を落とす、あるいは帰国しても精神障害で心に深い傷を負っている若者は少なくありません。このことについて、アメリカでは「志願したのだから仕方がない」といって済まされているかといえば、 「紛争やテロは武力では解決しない」との見識ある世論が生まれています。

若者を戦場に送ってはならない
 未来ある若者を戦場に送ってはなりません。安保法制の発動、とりわけ南スーダンでの駆け付け警護に反対する世論を広げに広げたいと思います。(写真=駅頭宣伝で、安保法制・「駆け付け警護」反対を訴える参加者=10月19日)

2016年10月15日土曜日

指定管理の綾瀬図書館を訪ねて              「図書館は使う側のもの」

  受付カウンターの壁に掲示された、国民の知る権利の尊重などをうたう「図書館の自由に関する宣言」(日本図書館協会綱領)。大手書店の有隣堂(本店・横浜市)が指定管理者を務める神奈川県綾瀬市立図書館の光景です。設置者・自治体、運営管理・民間企業という公共図書館に、新しい取り組みが生まれています。

利用者フォーラムを開催
  綾瀬市立図書館では、利用者が借りる本の冊数に制限がありません。一度に何冊でも借りられ、絵本などを沢山借りる市民から好評を得ています。
  市の直営時から開設される郷土資料室には、地域の歴史や文化を伝える資料、綾瀬市関係の新聞記事のファイルなどが並びます。館内には寄贈されたすべての政党の新聞が置かれ、市民サークルの行事等を紹介する掲示板もあります。
  また、学校関係者などで構成する図書館協議会が設置されているほか、図書館利用者フーラムも開催。それぞれの愛読書の紹介に続き、「図書館に望む」と題した意見交換が行われています。
 こうした図書館運営には、「図書館は市民の財産を預かっているので、使う側のものです」(館長代行の藤巻美由紀氏=有隣堂社員)と、市民本位の理念が反映されています。

児童や若い世代の利用に創意工夫
  綾瀬市立図書館で特筆されるのは、児童・生徒や若い世代に利用を促す取り組みが意欲的に行われていることです。
  市内の全小学校には配本事業を実施。各クラスに2カ月おきに40冊ずつ本が届きます。国語の教科書に出てくる文学作品はすべてそろえられ、児童・生徒の読書感想画も各校一週間ずつ館内に展示されます。
  広報活動も積極的です。職員が作成したリーフレット「調べ学習ガイド」は、百科事典や専門書を見ることの大切さや使用方法をアニメ入りで紹介。18歳選挙権を得た世代に向けたリーフ「はじめましてセンキョとセージです」には、参考図書(谷口真由美著『日本国憲法(大阪おばちゃん語訳)』など)が書評付きで掲載されています。

図書館本来の目的に目配り
  同図書館では、本の収集、整理、保存という図書館本来の目的の遂行にも目配りが及んでいます。
  選書作業は、「前年度末の蔵書構成比から1%以内の増減」(市と有隣堂間の協定書)との基準に基づいて実施。2015年度の児童書ならば、14年度の蔵書構成比34.3%を軸に、33.3%から35.3%の範囲で購入されます。選書が特定の分野に偏る余地は皆無といえます。
  書架の整理は、毎朝3、40分、職員全員で行われています。「毎日、本を触っていると、どのジャンルに人気があるかないかがわかって、書庫の本との入れ替えもうまくいきます」(藤巻氏)
  また、同館の飲食ルールは、水分補給のみ本のない場所でOK、と厳格です。本の保存を大事にする立場が貫かれています。
  市民のための図書館づくりが進む綾瀬市立図書館。時代の要請に向き合う図書館といえるのではないでしょうか。
  (写真上=綾瀬市立図書館の児童コーナー、同下=同図書館発行のリーフレット等)

2016年10月9日日曜日

2016年10月2日日曜日

新米が楽しみ


  きょう2日は、久しぶりに明るい朝を迎えました。外に出ると、少し厚い雲の切れ目から太陽が顔をのぞかせていました。
  田んぼの稲穂には実がぎっしり。稲刈りも始まっています(写真)。
 最近は地域の農家からお米を買っています。ことしの新米の出来具合はどうか。いまから楽しみです。