2017年8月31日木曜日

若いみなさん、文化の香る街を



神奈川県の海老名駅前は、音楽グループ「いきものがかり」がメジャーデビューする前、演奏活動を行った場所として知られています。海老名駅の小田急線ホームで電車接近メロディーとして、グループの曲「さくら」が流れるのも、そのゆかりの一つです。

ところが最近は駅前で若い人の演奏活動などを見ることは、めっきり少なくなりました。なぜなら、海老名市が自由通路条例なるものを盾に、「届け出が必要」「使用料を払う必要がある」と、制約を加えてきていたからです。
市は「アベ政治を許さない」とのボードを無言で掲げる宣伝活動さえ禁じました。

しかし、この3月、横浜地方裁判所はこうした海老名市の対応について、「自由通路条例に照らしても違法な解釈だ。改めなさい」との判決を下しました。
長時間でない限り、また通行を妨害する行為でない限り、届け出は必要ないし、使用料を払う必要もない、と述べたのです。
すばらしい司法の判断です。憲法の表現の自由がしっかり守られた。この判決を勝ち取るために勇気と見識を持って立ち上がった方々に敬意を表したいと思います。

いま自由通路での演奏や合唱、ダンスなどはすべてOKです。日本の明るい未来につながる若い人のパフォーマンスをしっかりサポートしたいと思います。文化の香る豊かな街をいっしょにつくりましょう。

2017年8月21日月曜日

ことしもラジオ体操

  ことしも自治会主催のラジオ体操が始まりました。早朝の涼しい空気のなか、初回は子ども19人、大人12人が参加。
 ラジオ体操は開始が1928年ですから、89年の歴史があります。この日は鳥取市からの中継でした。
  セミの鳴き声が昨年より響き渡る公園。みんなといっしょに身体を動かすと、元気になるようでした。

2017年8月9日水曜日

トンボを見つけて考えたこと

  木立に囲まれた公園の池の近くを歩いていると、トンボが飛んできました(写真)。全体の色が頭部を除くと、鮮やかなライトブルーです。
  名前が分からないので図鑑で調べましたが、ハラビロトンボか、オオシオカラトンボか、はっきりしませんでした。

 日本には200種以上のトンボが生存し、多くの種のトンボが生きていくには多様な自然が必要だといいます。例えば、産卵に水草を必要とするギンヤンマなどは、都市公園が整備され岸の水草が除去されると、住めなくなるというのです。人間が快適に生活することと、多様な自然の生き物が生存し続けられることの両立を考えざるを得ません。

 また、私たちの日常は、仕事や対人関係をどう進めるかなどと、とかく考え、追われがちですが、豊かな自然に触れると、心が洗われ、息抜きになることも少なくありません。久しぶりにトンボに接し、自然の値打ちをあらためて考えさせられています。